2013.02.28
最近のニュースに私的コメント
バトルロワイヤルの様相になって来た汚職問題
実質的に解任された形の元民主党の党首が、まだ調査は続いているが最近はあまり話題に上がらなくなった、CENTURY銀行の救済に絡む汚職の実態を暴露すると発表した。
単なる腹いせ目的の空騒ぎなのか、それとも本当に真相を知っているのか、そのうち明白になるだろうが、CENTURY銀行の汚職問題では当時の財務大臣にも疑惑がかかり、ほとぼりが冷めるまで国外に逃れる形で、現在はアメリカで世界銀行の理事を務めている。
インドネシアではKorupsi(汚職)、Kolusi(慣れ合い)、Nepotism(身内びいき)の頭文字を取ったKKNの撲滅が国を上げての課題になっている。
それにしても一体どこまで広がり、どれくらい根が深いのだろうかと溜息が出てしまう。
300年間インドネシアを植民地支配したオランダの東インド会社は汚職にまみれた組織であったらしい。
その手足になって働いた華僑の故郷も汚職の染みついた歴史を持つ国である。
それともジャワ文化そのものが汚職に寛容だったのか、もう少し勉強しなくてはいけない。