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2013.03.04 インドネシアでの仕事のアドバイス

インドネシアで仕事をする時の小話的アドバイス 【警察に引き渡す前に】

 同僚のロッカーからお金を盗んだという類の事件は、従業員の数が増えて来ると、発生する可能性も高くなるようです。

 最初の頃は警察に任せるのが普通だと考えて引き渡したのですが、取り調べを受けて返されて来た時の、殴られて腫れあがった顔を見たときは、インドネシア人スタッフ共々、安易に引き渡したことを後悔しました。

 最近はインターネットを通じてインドネシアのテレビニュースを観ることが出来るのですが、被疑者あるいは容疑者が、まだ裁判も終わっていないのに、メディアや群衆の前で警察官に引き回されている姿が頻繁に放映されています。さすがにメディアの前では殴る蹴るといったことはないのですが、取り調べの際の口調からは十分にそのことが察しられます。

 では引き渡す前に何をすべきであったのだろうか?社内規定として、金銭問題や傷害問題において、警察に委ねる限界を予め明確にしておくことで、抑止力がもっと強く働いたのかもしれません。

 帰国後は、県警の不法滞在インドネシア人の取り調べに、通訳として立ち会うことがありますが、被疑者が『日本の警察は優しくて助かった』と囁いたのを耳にして、一人で納得したことがあります。

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