2014.06.06
最近のニュースに私的コメント
加熱するインドネシア大統領選挙
7月9日に投票が迫っている大統領選挙運動は日々、熱くなっているようです。インターネットやテレビニュースはほとんどが選挙関連で占められています。体系的な解説をするほどの政治的な知見は持っていませんが、ニュースを観ていて印象を受けたことはいくつかあります。
まず、保守派で国粋者の雰囲気を漂わしているプラボウォ氏ですが、元陸軍特殊部隊の将軍らしく、支援者の大会では、軍服風の派手な服装で馬に跨り行進していました。ちょっと時代錯誤ではないのかと、失笑してしまいました。また、タッグを組む副大統領候補のハッタ氏の存在がほとんど感じられないのも不自然で、ワンマンなのだろうなとの印象を持ってしまいます。
対するジョコウィ氏ですが、ジャカルタ州知事の時と同じように、地方の市場の中に入り込み庶民の声に耳を傾けているらしい。しかし、副大統領候補は財閥のオーナーでもあることから、中型のプライベートジェットを所有しており、選挙活動はそれを利用して地方行脚に出かけているとのこと。知事の時はエコノミークラスに、他の乗客と一緒に並んで乗る姿をメディアに紹介されていたのに、ちょっとイメージが違うなあと感じています。