2018.11.07
最近のニュースに私的コメント
ドリアンの梱包は難しい
2018年11月6日、スマトラ島南部の都市BengkuluからJakartaに向かうSriwijaya航空の貨物室からドリアンの匂いがすると言うので客室内が大騒ぎになり、機外に退去するというニュースが報じられていた。
航空会社の説明では、2トン強のドリアンが積み込まれたが、梱包は規定に従っており問題は無かったとしている。
いやいや、ドリアンの匂いを梱包で消すのは並大抵のことではない。昔、本社の会長からドリアンを航空便で送れと言われ、30個くらいを試しに送ったことがあるが、アルミ箔とビニールシートで真空パックをしてから頑丈な木箱で封印しても頑固な匂いは消せなかった。本社からは開梱した後に社内に匂いが充満して大騒ぎになっているとの苦情が来た。
ドリアンの語源はドリ=棘であり、果実全体を覆っている硬い皮から突き出た棘は真空パックのシートを簡単に破ってしまうのである。
そもそもガルーダ航空以外の便は他の荷物に匂いが付いてクレームが来るからとして受け付けてくれなかった。ガルーダ航空だけは梱包を頑丈にしてくれれば良いと言ってくれた。
たまに車のトランクやエンジンルームに入れて来たことがあったが、確かに一ヶ月くらいは車内も含めて匂いが消えなかった。
このようなニュースがあると言うことは、インドネシアはそろそろドリアンの季節なのだ。あの味を想い出すと涎が出て来る。ドリアン大好き。