インドネシア語の学習法
26歳の時にインドネシア駐在になってインドネシア語の学習を始めてからかれこれ40年になります。
当時はインターネットがまだ無かったので、新聞のKOMPASや週刊誌TEMPOを購読し、空き時間があると辞書を片手にとにかくニュース記事を読み漁りました。
最初の頃は1センテンスを読むのに1時間くらいかり、暗澹たる気持ちになったのですが、続けるうちに次第に分量が増えるので『継続は力なり』との格言を実感しました。
15年間の駐在を終えて帰国して10年後に脱サラを決行してインドネシア進出コンサルタントを始めるに際し、インドネシア語検定試験を受けてA級を取得しました。
今でも基本的に毎日インターネットを活用して現地発のニュースを読む聴くことを続けていますが、この40年間に確信出来たインドネシア語学習法のコツはとにかく『語根』をたくさん覚えることです。
戦後アメリカに留学し、今はスタンフォード大学フーバー研究所で国際政治を研究している西鋭夫教授も、渡米した頃は英語が判らなくてご苦労されそうですが、とにかく単語をたくさん覚えることに血の滲む努力をしたと語っています。
インドネシア語はLとR、NとNGの発音の違いなど日本人には難しいところもありますが、幸いなことにローマ字発音で通じることや、綴りもアルファベットであることなど、とても覚え易い言語であります。
インドネシア語の特徴である接頭辞・接尾辞の使い方を知らなくても、その気になれば語根だけを並べても会話は十分出来ますが、公式な場所での挨拶では少し恥ずかしいでしょう。
また、文書を読む際には接頭辞・接尾辞のルールを知らないと読み解くのはかなり大変です。
しかし、この接頭辞・接尾辞のルールは一枚のマトリクス表で説明出来る程度のものですが、これを覚えると語根の数の100倍以上の表現力と読解力が身に付くはずです。
そうです!! インドネシア語学習のコツは語根の数と接頭辞・接尾辞のルールなのです。