2020.03.12
コロナ問題
最近のニュースに私的コメント
コロナウィルスの他にも猛威を振るうデング熱
インドネシアではコロナウィルスの騒ぎのために大きなニュースになっていませんが、デング熱が猛威を振るっているようで、今年に入ってからは既に1万8千人が感染し、104人が死亡したと伝えられています。
数から言ったらコロナウィルスの比ではありません。
現地駐在時代には私の妻と娘も感染したことがありました。
医者によると、昼間に飛んでいる蚊が媒体らしいのですが、40度を超える高熱が続き、4日目くらいからは食べ物と飲み物を一切受け付けなくなり、衰弱して立てなくなりました。
これはただの風はではないと心配になり病院に連れて行ったのですが、一日がかりで検査した結果、デング熱と診断されました。
直ぐに別の総合病院での入院となり、ワクチンが無いためそれから約一週間は病床でひたすら点滴を受けるだけでしたが、なんとか治って退院となりました。
デング熱はインドネシア語でDemam Ber-Darah(DBD)すなわち出血熱と表現されるように、デング熱とした医者は皮膚からの出血が無いかどうかを長時間かけて調べていました。
悪化すると体の内外から出血して死亡するらしく、恐ろしい病気です。
さらに恐ろしいのは、二回目、三回目と感染する回数が増えるにつれて致死率が高まるということです。
娘は数年前に仕事でマニラに出張していた際に二回目の感染となり、現地の病院で治療を受けて無事に帰国しましたが、その時は本当に心配しました。
デング熱を媒介する蚊は、きれいな水があるところで繁殖し、昼寝をしている時に刺されることが多いそうですので気を付けましょう。