2021.03.25
インドネシアでの生活
インドネシアで助けられた子供の頃の宗教環境
私の父方の伯母と母方の大叔母は、共に夫を列車事故で亡くしたことで知り合い、一緒に厳しい修行を積んで日蓮宗に帰依し、秋田の田舎で日蓮宗の普及活動をしていました。
その関係で幼い頃から日蓮宗の行事に連れていかれ、法華太鼓を打ちながらの祈祷を聞かされました。
日蓮宗の聖典である法華経は28の法話からなりますが、いずれも面白い例え話で、それらの絵本や小説風の書物を読むのが楽しみでした。
インドネシア工場での幹部候補社員に対する研修会でその話をしてみたところ、意外にもイスラム教徒の社員達から好評を得て、イスラム教と仏教の共通点を話し合う場に発展しました。
お互いの宗教に対する信仰心を認め合うことの素晴らしさを実感出来たのですが、今にして思えば仏教だったから出来たのであり、同じ一神教同士では難しいことだったのでしょう。