投資調整庁(BKPM)が省に格上げ

4月9日の議会において、BKPMでお馴染みの投資調整庁が省に格上げされることが決まりました。

BKPMはBadan Koordinasi Penanaman Modalの略語で、Badanが庁ですが、省になるとKementerianになります。

ではBadanとKementerianは何が違うのでしょうか？

大きな違いは、省Kementerianは大臣の名前で法律を立案し公布することが出来ますが、庁Badanは関係機関の調整に留まります。

雇用調整法を実行に移しつつあるジョコウィ政権ですが、投資規制のためのネガティブリストを大幅に緩和し、投資調整庁を省に格上げすることで本気度を見せているのでしょう。

しかし喜んでばかりはいられません。

中国と言う巨人は間違いなくこれらの機会を最大限に活用することでしょう。

インドネシアにおける日本の存在感と価値観が問われる時代に入りました。

政府だけでなく、民間部門も覚醒しないと大変なことになります。