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2021.05.08 コンサルタントの独り言

形を変えた植民地政策

ISO認証制度、コンプライアンス法律遵守、CSR企業の社会的責任、J-SOX内部統制監査、EMS環境マネジメントシステム、COP25第25回気候変動枠組条約締約国会議、等々色々な新しい国際ルールが欧米を中心にして打ち出されて来ました。
そして日本を始めとするアジア諸国の企業はこれらに対応するため、あるいは取り残されないために官民を上げて必死になって取り組んで来ました。
最近これらの動きをふと振り返った見ると、17世紀から20世紀前半にかけての、植民地における状態と何か似ているものがあるように思います。
宗主国から押し付けられたルールに対応しようと必死に努力し、一部の特権階級だけがその功績に対して見返りを受ける。
新しく形を変えた植民地政策は植民地の富を搾取するのではなく、植民地が発展し過ぎて自分達を超えることが無いように、これからもあの手この手で新しいルールを押し付けて来るのでしょう。
その面では、世界の多くの有色人種国家は未だ完全に独立していないとも言えるでしょう。