インドネシア進出サポートメルマガ2025年2月号
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インドネシア進出サポートメルマガ2025年2月号
Vol.23 【2025年2月1日発行】
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関係各位
このメルマガはこれまでにインドネシア関連の仕事でお世話になった方々に、最新のインドネシア事情を気軽にご理解頂ける内容で毎月1日に配信しております。
=======お知らせ======
■インドネシア進出ハンドブック4.0公開
インドネシアで現地法人を設立して事業展開を進める場合や輸出展開の詳細ステップを、65ページにわたり解説したものを2022年に公開しましたが、これまでに公開されたセミナースライドのリンクを貼り付けた新バージョンを公開しました。
セミナースライドを参照することで、該当するステップの内容がより分かり易くなりました。
http://www.hmkt.jp/handbook4.0.pdf
■インドネシア進出サポート公式サイト
https://www.hmkt.jp/
インドネシア進出準備から撤退までの、50年近くにわたる経験と知見を網羅したサイトで、一日平均1,000件以上の閲覧数と180人を超える訪問者数で、2022年の開設以来の訪問者数は累計10万人、閲覧数は累計50万件に達し、Googleのトップランキングを維持しております。
その中でも、インドネシア進出支援セミナースライドの公開件数は195件に達し、更に毎週1件のペースで増え続けています。
■インドネシア最新情報ブログ
http://blog.livedoor.jp/kojindonesia/
インドネシアのホットな現地発の情報を毎日、どんなメディアよりも早く紹介しています。
■インドネシア進出サポートウエブセミナー
https://www.youtube.com/channel/UCXghuRz7zRX5jLOXu75rQjQ
公式サイトに掲載されたセミナースライドサンプルに音声解説を付けてYoutubeにアップロードしています。
2023年3月の公開以来、視聴数が4,300人を超えました。
■配信を希望されない場合は『配信不要』と返信して下さい。
■目次 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
【1】 インドネシア進出関連ニュース『米の流通市場に見る中間利益構造』
【2】 インドネシア社会一般ニュース『インドネシアは非同盟主義を貫けるか』
【3】 インドネシアお楽しみニュース『ナシゴレンには多くの種類があります』
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【1】米の流通市場に見る中間利益構造
インドネシアには生活必需品として指定される以下の様な品目(Sembako:Sembilan Bahan Poko)があります。
米、砂糖、食用油、牛・鶏肉、鶏卵、牛乳、トウモロコシ、石油、塩、赤ニンニク、白ニンニク、他。
これらの中で一番に挙げられているのが主食の米ですが、その米がインドネシア国内でどのような形で流通しているのか、インドネシア統計センターによる調査結果が報告されました。
それによると最も長い流通経路では輸入業者(利益率11.31%)→卸売業者(利益率6.24%)→二次卸売業者(利益率11.58%)→代理店(利益率8.75%)→問屋(利益率10.17%)→スーパー・百貨店(利益率7.76%)→小売店(8.27%)→最終消費者であり、最も短い流通経路では生産者→販売業者(利益率6.24%)→最終消費者で、全体の中間マージンが84.45%と6.24%の大きな違いがあることが明らかになりました。
同様にトウモロコシの調査結果も報告されました。
それによると最も長い流通経路では集荷業者(利益率13.61%)→卸売業者(利益率9.48%)→代理店(利益率33.49%)→問屋(利益率30.31%)→小売店(23.70%)→最終消費者であり、最も短い流通経路では生産者→卸売業者(利益率9.48%)→最終消費者で、全体の中間マージンが110.59%と9.48%の大きな違いがあることが明らかになりました。
これは米とトウモロコシの例ですが、インドネシアでは流通経路により小売価格が大きく変わることに注意しなくてはならないと思います。
【2】インドネシアは非同盟主義を貫けるか【添付資料参照】
1945年にオランダによる植民地支配から独立した当初のインドネシアは、インドなど10ヵ国と共に非同盟主義を掲げて国際社会に参加しました。
先日はインドの共和国記念日に合わせて国賓として訪問し、引き連れて行った170名のインドネシア国軍音楽隊が祝典会場で行進している様子も報道されました。
その後はASEAN、イスラム諸国協力機構、APEC、G20、インド太平洋経済フォーラム、RCEP等に参加して来ました。
そして2025年1月6日には今話題のBRICSに正式参加が承認されました。
BRICSは今のところは10ヵ国で構成されていますが、これから加盟国が増えて行き、近い将来にはグローバルサウスの中核として、G7を核とする欧米諸国を凌駕する勢力になるのではないかとの説もあります。
独立から80年が経過した今日の世界情勢は大きく変わろうとしており、世界の経済大国を標榜するインドネシアもその立ち位置を見直す時期に差し掛かっているのでしょう。
昨年10月に就任したプラボウォ大統領は、就任直後から積極的に外国訪問をこなしているのも、このことに無関係とは言えないでしょう。
そのプラボウォ大統領は頭の片隅で、盟友国である日本はどうするつもりなのだろうかと、いぶかっているような気がしないでもありません。
【3】ナシゴレンには多くの種類があります
インドネシアに出張した際に、一人で食事をする場合はほとんどナシゴレン(炒飯)で済ましています。
レストランで出される大抵のナシゴレンは、大きな皿に盛られた大量のナシゴレンの周りに、クルプック(海老煎餅)、目玉焼き、サテ(焼き鳥)が付いて来るので、これにビンタンビール(最近はバリハイに傾倒)があれば完璧です。
ナシゴレンには色々な種類があり、どこのレストランでもメニューに載っているのは、ナシゴレン・カンプン(田舎風)、ナシゴレン・イカンアシン(塩魚)、ナシゴレン・ダギン(肉)、ナシゴレン・シーフード(主に海老)などですが、私が好んで注文するのはナシゴレン・イカンアシン(塩魚)です。
https://cookpad.com/id/cari/nasi%20goreng
道端の屋台で200円前後で売られているナシゴレンは、肉団子や野菜が入っており、油紙で包んでもらうと少量のように見えますが、お皿に広げると食べ切れないくらいの量です。
Googleで【ragam nasih goreng】と入力して画像を検索すると、眩暈がするほど色々なナシゴレンの画像が表示されます。
インドネシアで味付けソースとか唐辛子を買って来て、日本の自宅でも調理を試みているのですが、やはりお米の種類が違うため、なかなか現地で食べるようなナシゴレンが作れず悔しい限りです。
以上
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小野耕司/インドネシアビジネスサポート
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