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2013.05.07 最近のニュースに私的コメント

次期大統領に期待する遵法社会

首都ジャカルタの西隣にあるタンゲラン市で、地方から連れて来た若者達を強制労働させていた事件が発覚した。衣食住付きで、6ヵ月間働けば300万ルピア(約3万円)を支払うと約束して、実際は窓も無い狭い部屋に押し込めて、食事は朝と昼の二回だけしか上げず、朝6時から夜中の12時まで毎日18時間働かせていたとのことだ。

しかも、財布や携帯などの持物は全て取り上げて外部と連絡が取れないようにし、働きが悪いと暴力を加えていた。なんとか逃げ出した数人が地域の警察に駆け込んだが、そのような事実は無いと一蹴されたとのことで、地元警察も絡んでいるのではないかと言われている。

経済成長著しい大都市ジャカルタの近くでこのような酷いことが未だに起きている。直接関係は無いが、サッカーの試合や野外音楽イベントでは頻繁に暴力事態が起きている。学校や町内間の、些細な理由による集団暴力事件も後を絶たない。

任期が一年半の現ユドヨノ大統領は、2期10年間で経済発展と民主化に大きな功績を残したと評価されるだろう。次期大統領には是非共、遵法社会の構築に力を注いで欲しい。毎日のニュースが暴力事件、火災、交通事故、汚職だけで埋められないことを願って止まない。

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