2013.06.13
インドネシアでの仕事のアドバイス
進出成功の158の助言
投資環境編-10
50.経営陣
独資で進出した場合、社長までインドネシア人に期待するのは難しいかもしれないが、ナンバー2の副社長までは育てるくらいの意気込みを持って欲しい。
51.管理職
高学歴の管理職候補社員は、一般的に欧米式の個室を与えられ、ネクタイスーツ姿で働くことを想像するようである。日本の製造業のように、大部屋の一画で、頻繁に現場で汗をかくといった仕事のスタイルは、頭から押し付けると反発たけが残り、お互いに不幸な結果になりがちである。
52.専門職
日本での研修実績があり、さらに日本語も理解出来るということで、日本人からは重宝がられても、現場においては浮いてしまうことが良くある。日本人の支持を背景に奢らないこと、率先して能力向上に励むように指導する必要がある。
53.一般事務
日本語学校や日本語課程を卒業したインドネシア人は結構多く存在する。しかし、採用に当たっては、日本語はあくまでも十分条件であって、決して必要条件ではないことを忘れないで欲しい。
54.作業者
100人くらいの募集記事を新聞に掲載したところ、面接当日に10,000人近くが正門に押し寄せて、登録用紙の取り合いから大騒動になり、警察沙汰になった事例がある。一部の工業団地群周辺は人が集まらなくて困っているという話も聞かれるが、インドネシア全体ではまだまだ実質失業率は30%と高いので募集の際には配慮が必要である。