投資環境編-12
59.衣料
サイズ表示が日本と異なるものがあるので、早見表を持っていると便利である。冬物はさすがに探すのが大変であるので、冬に日本へ出張する時の衣服は持参した方が良い。
60.食料
日本の食料はほとんど何でも手に入るからと言って、そればかりに頼るのはあまりに芸が無い。折角インドネシアに暮らすのではあれば、女中さんの協力を得て、インドネシアの食材を愉しむ余裕も持って欲しい。
61.住居
最初は綺麗に見えるが、施行途中には割と雑な作業も多いので、外観の問題や機能面での障害が早くから発生し易い。メンテナンス契約の内容だけはしっかりと確認しておくことが大事である。
62.教育
一般的に日本の学校よりも開放的で、子供達にも好評である。事情が許すのであれば、多感な子供時代に海外生活を是非体験させて上げたい。
63.医療
ジャカルタには日本人医師が常駐するクリニックが2社開業しているので、赴任したら早目に覗いてみると良い。
64.娯楽
好奇心を持って色々なところを訪ねるのは素晴らしいが、インドネシア語をマスターし、さらにインドネシア事情を良く理解するまでは、『冒険』は避けたい。
65.気候
長年暮らしていると体質が変わってしまい、日本に帰ってから四季の気候変化に体が付いて行けないこともある。帰国後はそのことに意識した方が良い。
66.言語
インドネシア語の習熟レベルは最初の半年間で決まると言われる。特に一生懸命勉強しなくても、半年くらい経つとそこそこ会話が出来るようになり、それで良しとしてしまうタイプ。読み書きまで出来るようになりたいと懸命に勉強するタイプ。だいたいこの二つのタイプに分かれてしまう。
67.宗教
日本人はイスラム教に対してタブー視する傾向がある。しかし、インドネシアを理解する上で、インドネシアのイスラムに対する理解を避けては通れない。
68.治安
日本人は金持ちで温厚である。これがインドネシア人の一般的な日本人観である。窃盗犯や強盗犯にとっては美味しい山羊に見えることを忘れてはいけない。
69.交通機関
日本人の移動は、近い場合は運転手付きの自家用車、遠い場合は航空機が前提である。前項にもあるように、公共機関を利用する場合は注意が必要である。
70.対日感情
親日的であるからと言って、彼らを上から目線で見ていないか、常に自分自身に問い質して欲しい。知らず知らずのうちに勘違いしている日本人を良く見かける。