会社設立条件確認編-5
145.サプライチェーン計画の権限と責任
現地の責任者に権限を持たせるのが普通であるが、変動幅を無限にするのか、限度を設けるのか、その限度はいくらにするのかを予めルール化しておく。
146.材料調達先
インドネシア政府から現地化比率の向上を求められるケースが多いので、周辺諸国から調達する場合でも、現地の代理店を通すなどの手段を取ることもある。
147.生産機能
特に日本の本社工場との役割分担を長期的視野で見据えておくことが大事である。もちろん、双方発展することが目標である。
148.受注納入先
インドネシア国内の販売が軌道に乗った暁には是非、輸出拠点としての役割も考えてみたい。
149.返品処理
これが日本企業としてのサービスの良さをアピール出来る機会として前向きに取り組みたい。
150.調達・生産・出荷計画の権限と責任
人間系であれ、システム系であれ、常に同期が取れていることに注力したい。
151.調達形態
出来るだけ特注品は採用しないことが在庫リスクとコストを抑える。
152.生産形態
特注品を減らし、品番数も出来るだけ少なくすることが在庫リスクとコストを抑える。
153.出荷形態
生産ラインは一個流しで出荷はロット単位といったような個別最適が起きないようにしたい。(昔流行った駄洒落:JITで作って倉庫でじっと待つ)
154.返品形態
返品対応も都度対応ではなく、予めパターン化やルール化しておきたい。
155.業務規定
プロセスを可視化出来ると案外簡単に出来るが、間違っても担当者や組織単位で作らないこと。
156.データ処理
プロセスを可視化することでシステム構築の効率と精度が保証される。
157.リスク管理
プロセスを可視化することで、リスクの発生箇所とそれが影響を及ぼす範囲を事前に明確に出来る。
158.コンプライアンス
プロセスを可視化することで、コンプライアンス上の需要箇所とそれが影響を及ぼす範囲を事前に明確に出来る。