2016.02.20
インドネシア訪問日記
TEGALにも真新しいビジネス・ホテル開業
ジャカルタやその周辺の工業団地に駐在している日本人にTEGALに工場を建設すると言うと、決まったように『えーーー、どうしてあんな遠いところに!』とか『TEGALて何処ですか?』と言う言葉が返って来ます。
しかし、投資家にとっては確実に環境が良くなっています。その一つはジャカルタからの高速道路が20KM手前まで開通しただけではなく、さらに東に向かって伸びるための工事を進めていることです。
そして今回のTEGAL出張で実感したことは、ジャカルタで雨後の筍のように出来ている現代的なビジネスホテルが2ヶ月前に開業したことです。
輸送機器向けの部品供給の条件として、日本企業がジャカルタ東部の工業団地に集中するのは無理もないことと思いますが、その結果人件費の高騰と人材の引き抜き合戦を引き起こしていることは事実です。
これはインドネシアの社会問題となっているジャカルタ一極集中の原因の一助ともなっていることを日本企業は意識すべきです。
ジャカルタと言えども産業インフラや生活インフラが無い1970年時代に進出した先駆者達の心意気を今の日本人は忘れたかのように、ジャカルタ、スラバヤ、バンドンと言った環境の良いところを優先して進出して来る日本企業には少し落胆してしまいます。
進出による会社の利益を追求するのは当然ですが、それと合わせて現地のために貢献することも世界で唯一の日本企業の魂であったはずです。