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2017.06.02 最近のニュースに私的コメント

メガワティ元大統領の朝鮮半島統一関与

ジョコウィ大統領の支持母体であるインドネシア闘争民主党の党首であり、現在も政治勢力を持つメガワティ元大統領が韓国の新大統領と会い、南北朝鮮の統一に尽力したいと述べたそうである。

彼女の父親は独立の父と呼ばれるスカルノ初代大統領であり、スカルノ氏は政権末期には中国共産党との関係を深くして、1965年9月30日のインドネシア共産党によるクーデターを引き起こした責任を問われて、1968年にスハルト大統領に政権を奪われたことは有名な史実である。

スカルノ氏は金日成と親交があったらしいが、その父親の意志を継ぐかのように、中国共産党が一番喜ぶ北朝鮮主導の形での朝鮮半島統一に協力を申し出ると言うのには今更ながら驚いてしまう。

北朝鮮主導で朝鮮半島が統一されると、中国共産党による日本列島支配はぐんと現実味を帯びて来る。そのことに手を貸そうとしている姿勢には非常に怒りを覚える。

孫子の兵法に遠交近攻という戦略がある。遠くの国と親交を深め、近くの国を攻めるということであるが、今の中国共産党にとっての遠くの国とはインドネシアであり、近くの国とは日本なのである。

無二の親日国と言われて来たインドネシアのキングメーカーとも言えるメガワティ氏がまるで中国共産党の手先のような行動をとるとは返す返すも残念で仕方がない。