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2017.10.18 コンサルタントの独り言

どうしてもっと早く相談してくれなかったの?

 偶然なのか、それとも一般的なのかは知らないけれど、相談を持ち掛けて来るほとんどのケースは、既に社長自身が何度もインドネシアに足を運んで色々と情報を取り寄せている。
 長いところでは既に四年になるところもあった。聞くと、色々な団体の視察旅行に参加したり、既に進出している知り合いの企業を訪ねたりしていたらしい。
 しかし結局のところ進出の決断は下せないと言う。だいたい共通しているのは、断片的な様々な情報は得ているが、進出の是非を判断を下すための情報に加工されていないところだ。
 それは何かと言うと、投資に対する見返りを数値で表していないことだ。投資額はだいたい押さえている。売り上げ規模もだいたい推測出来ている。しかし、実際にコストがどれくらいかかるのか見当が付かない。どんなコストや経費を見込んだらよいのか判らない。
 これらの一連の試算を向こう5年間分行うと、どれだけの資金が必要なのか、どれだけの利益が期待出来るのか、逆に努力しても報われないのかが見えて来る。
 その気になれば1ヶ月で出来る様なFSを、延々数年間も断片的な調査に費やするのは如何にも勿体ない話である。まあ、それを理由にインドネシアに出張して夜のBlok-Mで遊ぶのも社長の特権かもしれないが・・・。