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2018.07.27 現地社員の不正を防ぐ工夫

輸入部門の不正防止

 『スハルト政権と日本の文科省』のところでも書きましたが、当時の輸入税関はお金を払わないと何も先に進まないため、輸入担当者は毎日のように現金を持って税関を訪問していました。もちろん領収書などもらえるはずもありませんから、実際に支払った金額など知る由もありませんでした。
 現在は輸入通関もオンライン化され、ジョコウィ大統領からもシンガポールを見倣って迅速に手続きを済ませるように頻繁に圧力がかかっているため、定期的に繰り返して輸入される案件については不正の心配もほとんど無くなったと言って良いのではないかと思います。
 しかし、突発的に急いで航空便で送る荷物については注意が必要です。特に郵便小包を使う場合は、インドネシアの郵便局に着いてからが大変です。色々と難癖を着けられて法外な輸入税を請求されることがあります。そして安くする代わりに領収書は発行しない、と来たら要注意です。
 あくまでも比較論ですが、インドネシアに着いてからは郵便局扱いよりも、民間の宅急便を使った方が、料金は少し高いですが不正を防ぐためにはお薦めです。