上汽通用五菱汽車(Wuling Motors)の公告

　中国の自動車メーカーである上汽通用五菱汽車(Wuling Motors)のインドネシアでの派手なテレビ広告が気になる。
　ジャカルタの東方40Kmにある工業団地に建設されたスズキ自動車の新工場の前に、少し遅れて建てられた工場で生産を始めている。
　ジャカルタ市内を走っている時はさほど目にしないが、テレビを視ているとWuling Motorsの公告は放映の頻度で圧倒しており、大量の資金でインドネシア市場に食い込む決意を感じさせられる。
　1980年代は家電機器の市場は日本製品が支配していた。しかし、その後は韓国製に取られ、今は中国製に支配されている。
　自動車市場は今は日本製品に支配されているが、もしかすると近い将来は中国製に支配されているのではないかと不安になる。
　インドネシアの自動車市場が中国製品に支配される時は、インドネシアにおける日本企業の時代が終わる時かもしれない。
　このブログを書いている間もテレビではWuling Motorsの洗練された公告が放映されている。