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2019.03.01 インドネシア進出支援シリーズ冊子

インドネシアで自社工場を建てる

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 日本の製造業がインドネシアに進出する場合の最大の資金負担は、自前の工場建設であることがほとんどです。
 しかしながら、中小企業にあっては大企業と違い、社内に建設工事の専門家がいることは滅多になく、建設工事の段取りをどのようにすれば良いのか分からず、現地のゼネコンの言うままに契約や工事を進めてしまうこともあるようです。
 私自身は建設業界の人間ではなく、その分野の専門でもありませんが、これまでに関わったいくつかの経験を基に、自前の工場を建設する場合の手順をと注意事項を述べてみたいと思います。
 尚、文中に出て来る単価はあくまでも参考値であり目安に過ぎませんので予めご承知おき下さい。

目次

1 建設用地の選定から取得まで
 1.1 賃貸と自前とどちらが得か
 1.2 建設資金の調達
 1.3 サプライチェーンの設計
 1.4 インフラ整備状況の確認
 1.5 環境保護規制の確認
 1.6 土地の法規制の確認
 1.7 地盤調査
2 ゼネコンの選定から契約まで
 2.1 現地説明会(現説)の開催
 2.2 提案書の評価
 2.3 契約書の内容
3 実施設計から着工まで
 3.1 地盤調査の再確認
 3.2 実施設計への注文
 3.3 許認可の取得
 3.4 安全祈願祭
4 着工から検収まで
 4.1 工事の進捗管理
 4.2 中間検査
5 検収から契約完了まで
 5.1 保証と係争
 5.2 竣工式