2019.04.15
インドネシアの耳より情報
Cold Chain市場の潜在力
冷凍・冷蔵食品を産地から消費者まで結ぶCold Chainは、インドネシアにおいて大きな市場になることは容易に想像が付きます。
一年中平均気温が28度の熱帯気候、約15,000の島々からなる海洋国家で新鮮な魚の供給と需要は旺盛、中間層の急増による冷蔵庫の普及、都市部だけでなく地方にも広がる大小のショッピングモールで売られる冷凍・冷蔵食品の増加、経済の半分以上を占めるジャワ島横断高速道路の開通等々Cold Chainの要件は満たされて来ました。
Cold Chainの端から端までは保管と運搬の連鎖ですが、ここにはまだまだ不足しているインフラが沢山あります。
今後、技術と人材そして資金を持った日本、韓国、中国、台湾、シンガポールなどの市場争奪戦となるでしょうが、そこでは決断のスピードが勝負でしょう。
日本企業はASEAN諸国からいつまでもNATO (No Action Talking Only)などと揶揄されていてはなりません。