2019.04.19
インドネシアの耳より情報
膨大な住宅需要
一ヶ月に一回のペースでインドネシアに出張していますが、最近特に印象に残ることは交通渋滞の原因である新車の急増と新しい巨大なショッピングモール、そして急増するアパートや一戸建て住宅です。
特に住宅開発のスピードは目を見張るばかりで、つい最近まで何も無かったところにいつの間にか小奇麗な住宅団地が広がっているのを目の当たりにして驚くことが時々あります。
インドネシア不動産協会(REI)によると、人口増加による毎年の新規住宅需要は、低額物件から高額物件までから全てを含めて約80万戸になるそうです。
それに既存住宅の建て替え需要が年間約150万戸、注文残高の800万戸を20年で解消したとして毎年40万戸の需要があり、これらを合わせると毎年270万戸の需要があることになるそうです。
自動車の販売台数が毎年120万台であること、日本の最近の新規住宅戸数が年間約100万戸であることを考えるとその市場の大きさが判ります。
勿論のこと、ここには建物だけではなく、家具、家電、寝具、照明、衛生機器など多くの附帯需要が発生します。
自動車、外食に次いで住宅市場が暫くはインドネシア経済の成長を牽引するものと期待されます。