2019.05.15
コンサルタントの独り言
断食の時はいつも寂しい思いがした
今年も5月6日から6月4日までイスラムの断食が始まりました。
日の出前の最初の礼拝から日没まで、飲食喫煙を絶つ行ですが、割礼を終えていない7歳未満の子供、病人、妊婦などを除き、イスラム教徒は皆この断食を実行します。
知り合いのイスラム教徒に聞いたところ、やはり最初の頃は特に喉の渇きが辛いと話していました。私も若い頃に試したことがありましたが、一日で降参してしまいました。
しかし、日が暮れて毎日の断食が無事終わった時は、今日もやり遂げたと言う安堵感と充実した表情で、皆が一緒に甘いお茶やジュースを飲みながら、軽い食べ物を愉しんでいる様子を見る度に羨ましい気持ちになりました。
事務所で用意された軽食はおすそ分けをしてもらい食べれたのですが、あの皆が同時に共有する何とも言えない高揚感だけは、イスラム教徒ではない私にとっては叶わない望みでした。
断食期間と8月17日の独立記念日にインドネシア全土を覆う高揚感はただただ羨ましい限りです。