2019.06.14
インドネシア語入門編
インドネシア語における外来語
最近インドネシア語を勉強し始めた人から質問を受けました。
オランダ語、アラブ語、ポルトガル語、インド語などのインドネシア語における外来語はそのまま使われているのに(綴りはアルファベット)、なぜ英語だけはインドネシア語風に変えているのか理解出来ないと言うのです。
オランダ語の例:Alkali(アルカリ)
アラビア語の例:Waktu(時間)
ポルトガル語の例:Manteiga(バター)
インド語の例:Guru(師)
英語を変えた例:Kwalitas(品質)
英語以外はその言葉を使う民族に支配されていた時代に使うことを強制された言語で、現在のインドネシア語がまだ公用語として存在していなかったはずです。
しかし、英語の多くは独立後に入って来た言葉だから、そのまま使うことは民族主義に反すると感じてインドネシア語風に変えたのだろうと推測されます。
だから何事も歴史を知ることが大事であると改めて感じました。