2019.07.31
最近のニュースに私的コメント
汚職があることが当然と思わないと
インドネシアのテレビニュースで汚職についての報道が無い日は無いと言えます。
KPKと呼ばれる独立機関の汚職撲滅委員会は政府高官の取り調べと検挙に大忙しです。
シンガポールの初代首相である故リークアンユー氏は、汚職を防止するために公務員の給与を非常に高くしたと言われています。
確かにインドネシアの公務員の給与は非常に安く、県知事でも民間企業の課長以下と言われています。
しかし、職権を利用した口利きなど、いわゆる汚職の類による所得は桁違いに大きく、選挙資金の弁済などには無くてはならない収入源となっているようです。
これは今に始まったことではないので特に驚くことではないのですが、再選されたジョコウィ大統領の長男と次男が、出身地であるソロ市の市長に立候補するとのニュースには驚きました。
見たところまだ20代でしょう。
20代でも政治家として優秀な人はいるでしょう。
しかし、何か複雑な思いが胸に残ります。
やはり立場を利用することは当然のことなのでしょうか。