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2019.08.14 最近のニュースに私的コメント

大停電で思い出した電話回線不足の苦い思い出

先般、ジャワ島西部で大停電が発生しました。

ある試算によると 現在の経済成長率5%が今後も続くと、電力消費は毎年10%増加し、現在の電力供給能力171TWhを2031年には6倍強の1,075TWhにまで増やさなくてはいけないそうです。

大丈夫でしょうか?

このニュースを聴いてふと思い出したのが、1990年にジャカルタ市内に新築した販売会社の本社ビルに電話回線を引く時の苦い思い出でした。

事務所開きが間近に迫っても電話を引けないため、管轄の電話局の局長に会って直訴したのですが、回線数が絶対的に足りないため、ない袖は振れぬとばかりに冷たい対応でした。

この時はゼネコンの努力で何とか切り抜けたのですが、当時はまだ携帯電話もなく、限られた回線数の固定電話が繋がるまでに神経を消耗したものでした。

因みに私の借家にも電話が引かれず、結局のところ帰国するまで無線の自動車電話を居間に置いていました。

電話回線の問題はその後の携帯電話の普及で忘れ去られていますが、電力供給の問題はどうなるのでしょうか?

日本も偉そうなことは言えませんが、インドネシアの政治家の皆さん、政争に明け暮れている余裕はありませんよ!!