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2019.08.21 インドネシア進出を検討している社長さんへのメッセージ

インドネシア進出プロセスの岐路

日本の中小企業がインドネシア進出を考える場合、大きな決断を求められる『岐路』がいくつかあります。

それらの『岐路』で行き先を間違えることは良くありますが、その場合は修正や取り消しが出来ます。

しかし、危険なのはその『岐路』の存在に気が付かずに通り過ぎてしまうことです。

その『岐路』とは以下のことです。

①インドネシアに限らず、本当に海外進出の必要があるのか?日本国内で事業が成長出来るのであれば敢えてリスクを冒す必要はないのです。

②海外進出するための人・物・金のリソースの余裕が社内にありますか?社長が自ら全ての準備を担当しようとしてはいませんか?インドネシアの場合は最低投資額として約80,000,000円必要ですが、調達出来ますか?

③進出先は本当にインドネシアが最適なのですか?操業コスト、投資条件、環境規制、税金制度、労働事情、カントリーリスク、サプライチェーン、産業インフラ、社会インフラ、人的資源、国内市場、生活環境等々多面的な比較評価を自身で行った上での選択ですか?

④投資回収手段と期間は試算しましたか?インドネシアの銀行に定期預金を作った方が利回りが良いなんてことはありませんか?

⑤合弁と独資のメリット・デメリットを十分に検討しましたか?合弁の場合、相手企業の信用調査は十分ですか?

⑥工場は最初から自前の土地と建屋を用意しますか?立ち上げ数年間は撤退のリスクも考えて、レンタルにした方が良いのではありませんか?

⑦工場経営の責任者は本社から駐在員として派遣しますか?日本人よりも優秀で信頼出来るインドネシア人も居ますよ。