2019.09.04
インドネシアでの仕事のアドバイス
インドネシア進出とは新しいサプライチェーンを築くこと
インドネシアに向けて製品を輸出する、あるいは現地法人を設立して製造販売活動を展開すると言うのは新しいサプライチェーンを構築すること以外の何物でもありません。
2000年前後には日本でもサプライチェーンという言葉がかなり流行りました。
しかし、実際の業務においてはさほど根付かないうちに忘れて去られてしまったような気がします。
現地法人を設立するに当たっては、材料ベンダーを開拓する、外注企業を開拓する、販売流通チャネルを開拓すると言った、まさにサプライチェーンの構築が、チェーンではなくブロックを構築するようにそれぞれが個別に進められるケースが大半です。
そしてそれぞれのブロックが出来上がったところで繋いでみると上手く噛み合わない結果、計画の同期が取れず、余計な在庫を抱える割には納期が遅れると言ったギクシャクしたサプライチェーンを苦労して回すことになります。
絵に描いてみれば一目瞭然なのですが、なかなかそのことに気が付かないのが残念です。