2019.09.18
最近のニュースに私的コメント
森林火災と焼き畑はなぜ無くならないのか
インドネシアの森林や原野を農耕地にするために焼いてしまうため、その煙害は毎年のように問題になって来ました。
煙はインドネシア国内だけでなく、シンガポールやマレーシアにまで及びます。
しかし、違法な焼き畑を行っているのはインドネシア企業だけではなく、シンガポールとマレーシアの企業も含まれているようです。
2018年にはインドネシア全土で510,564ヘクタールが焼かれましたが、これは千葉県や愛知県に相当する面積です。
被害が大きかった2015年は2,611,411ヘクタールで、福島県と長野県を足した面積になります。
いくら国土が広いと言ってもこんなことを続けていたら取り返しのつかないことになるでしょう。
日本でも四日市の煙害は大きな社会問題になりましたが、政府と地元住民そして企業が知恵を出して解決しました。
しかしこの問題は一向に解決される様子がありません。
まさか政府は健康保護や環境保護よりも金儲けを優先しているのではないのかと疑ってしまいます。
日本は平成の時代に『今だけ、自分だけ、お金だけ』の思想が浸透してしまいました。
インドネシアはそうならないことを祈っています。