2019.09.20
最近のニュースに私的コメント
インドネシアの景気が悪いと言われる背景
日本は20年以上経済成長が止まり、物価も所得も上がらないばかりか下がり続けて来たので、正に景気が悪いと言って良いのでしょう。
しかし、最近はインドネシアも景気が悪いという声を良く耳にします。
今でも毎年5%前後の経済成長を続けているインドネシアが不景気とはどうしたことなのでしょうか?
確かに2015年を境に不景気という言葉を聞くようになりましたが、この頃は中国への石炭輸出が突然なくなり、知り合いの石炭採掘と輸出の会社を経営していたインドネシア人も青色吐息でした。
その後、日本での火力発電再開で石炭輸出は息を吹き返したのですが、その影響を受けたように2016年にはほぼ全ての産業が落ち込んでいます。
その後徐々に回復傾向にあるとは言え、この時のショックから『不景気』という言葉がトラウマのように染み着いたような気がします。
インドネシアが不景気であるならば、日本は既に無景気です。
日本の二の舞にならず、どんどん稼いで、どんどん消費して下さい。
10月15日開催の社団法人日本インドネシアビジネス協会の会員セミナーではこのテーマについて詳しいお話をします。