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2019.09.27 インドネシア進出を検討している社長さんへのメッセージ

インドネシアと中国の関係

国際政治学者である藤井源喜氏が月に2回主宰している有料ネット講座『World Forecast』で以下のような質問をしたところ、私が普段考えているのとほぼ同じ意見の回答がありました。

質問:

ジョコウィ大統領になってからは、ジャカルタ-バンドンの新幹線計画を土壇場で中国に横取りされるとか、首都移転の費用は中国から借りると大統領が口にしたなど、中国寄りの姿勢が見られて心配です。

支持母体の闘争民主党の党首が、社会主義者で親中派のスカルノ初代大統領の長女ということもあり、仕方ないことなのでしょうか?

今後のインドネシアと中国の関係はどのようになるのでしょうか?

回答:

インドネシアは1965年に共産党クーデターで危うく共産主義国家になるところでしたが、当時のスハルト将軍が制圧してからは西側の自由主義経済を推進して来ました。

現在のジョコウィ大統領はこの流れから逸脱することはないでしょうが、インドネシア経済の大部分を支配する華僑の存在は中国共産党の影響を受け入れ易い環境となっていることは事実です。

今後も西側の自由主義経済圏の一員として居てもらうためには、日本は官民双方がもっともっとインドネシアの経済発展に寄与すべきであると考えます。