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2019.10.07 最近のニュースに私的コメント

勢いが止まらないデジタル経済

ジョコウィ大統領がIT分野に力を入れていることもあり、インドネシアのデジタル経済が勢いを得ています。

インドネシアの経済?融開発研究所は、インドネシアのデジタル経済は2024年に1,447兆ルピア(約10兆8,000億円)規模に達し、GDPの6.4%を占めるとの見通しを発表しましたが、これは18年の約814兆ルピアから8割増になると予想されます。

また、東南アジアのインターネット経済の規模は2025年までにUSD3,000億(約32兆円)に達すると予測され、国別でみるとインドネシアが最大のUSD1,330億に達する見通しで、2015~2025年の年平均成長率は32%です。

これを裏付けるように、インドネシアのスタートアップ企業数は2,113社で、世界で5番目に位置します。

そしてお金儲けの天才である孫正義氏率いるソフトバンクは、シンガポール系グラブを通してインドネシアにUSD20億を投資するとジョコウィ大統領に直接約束しました。

不動産大手のシナールマス・ランドは、バンテン州南タンゲラン市BSDシティに、IT・デジタル産業向けのコワーキングスペース「イノベーション・ラボズ」を開設すると発表しました。

最近はこの種のニュースが毎日のようにあり、その勢いを物語っています。

ただ気になるのはデジタル経済が成長して消費が伸びても、GDPの要素である生産・消費・所得のうち生産が伸びないと、どこかで成長が止まってしまうのではないかということです。