2019.10.11
最近のニュースに私的コメント
大統領令でインドネシア語使用を厳格化
インドネシア政府は10月9日、インドネシア語の使用に関する大統領令『2019年第63号』を施行したと発表しました。
法律は28ページにまとめられたもので、大統領、副大統領が国内外で演説する場合はインドネシア語を使うことをまず義務付けています。
大統領と副大統領に限らず、政府機関や民間企業における正式なコミュニケーションにはインドネシア語を用いることを義務付けています。
さらには公式文書作成においてもインドネシア語が義務付けられています。
そして建物や駅、港湾などの交通インフラ、道路などの名称にもインドネシア語の使用を義務付けられます。
一応それぞれの義務付けには例外事項も定められています。
しかし、どうしてここまで法律で規定しなくてはいけないのか、少し戸惑いを感じます。
そのうち衣服や食事、そして趣味についても法律で規定されるのではないかと心配になってしまいます。
そもそも言語のような文化についてまで法律で縛るのはまるで共産主義国家や全体主義国家のような印象を受けてしまいます。
何か嫌な予感がします。