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2020.04.21 インドネシア進出準備

インドネシア進出成功のチェックリスト158

このチェックリストは、日本企業がインドネシアへ進出する際の準備に抜けが無いようにするだけではなく、現地での事業が成功を納め、その結果として日本における事業にも良い影響を与えることを願って作られたものです。

158項目のチェックリストは以下の5分野から構成されています。

尚、複数の分野において類似した項目がありますが、チェックの観点が異なります。

1.投資環境確認

インドネシアにおける外国投資に対する環境を確認してもらいます。ややもすると労働賃金や土地代金などの限られた情報だけを判断材料にされるケースが見られますが、現地で根を張って生きていくためには様々な面から投資環境を理解しておく必要があります。まさに「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」の“敵を知り”です。

2.経営基盤診断

かなり難しい内容ですが、戦略に優れた世界の超一流企業が目指している会社の姿です。日本のほとんどの企業は5段階評価の1か2と言われています。狭義のものづくりにこだわり過ぎて、戦略を忘れているからだとも言われています。海外に出て行って新たな事業機会を切り開くには戦略が不可欠です。まさに「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」の“己を知る”です。

3.サプライチェーンプロセス性能診断

サプライチェーンプロセスと言うのは簡単に言うと、材料を調達して、製品に加工して、お客様に納入するという、製造会社の基幹をなす活動です。決して在庫管理や需給調整などの個別の局面で捉える事の出来ない、生き物のようなものです。特に新しい顧客を獲得するためにはこの“生き物”の姿をしっかりと見極めた上で、顧客にとって好ましい形にしなくてはなりません。

4.事業計画策定条件確認

1番から3番までを確認したところで事業計画を策定します。いきなりこれを作ると、最悪の場合は期待値に基づく絵に描いた餅となってしまい、現地の人間は本社からの叱咤激励の中、毎日が不毛な忙しさに追われることになります。後半の数値編だけでなく、前半の文章編が社内外の利害関係者を納得させるだけの内容になっていない場合は、事業計画そのものが不十分、あるいは的外れである危険性がありますので、もう一度最初から練り直すことが大事です。

5.会社設立条件確認

いよいよ実際に会社を設立するための具体的な条件を詰めていきます。1番から4番までを確認しておれば、この段階で迷うことは無いはずです。既に様々な面で調整が取らていますので、設立された後の会社のイメージを基に、確信を持ってインドネシア進出のための行動に移れることを約束します。

全体のイメージを俯瞰してから個々の項目に取り組めるよう、まずは158項目のチェックリスト全てをさらさらと流し読みすることから始めると良いでしょう。

各チェックリストは以下のような構成になっています。

成功チェックリスト158