2020.05.18
インドネシア進出準備
突然インドネシア工場責任者に命じられて困らないために
私がインドネシア工場駐在の辞令を受け取ったのはまだ20代半ばでした。
何か新しい世界に挑戦出来るようで、迷わず受けたのですが、実際は工場勤務の経験も無く、もちろんインドネシア語も全く知らない人間でした。
しかし、若さのお陰でインドネシア語はもちろん、工場管理や会社経営を泥縄式で体験を通じて身に付けることが出来ました。
今同じことをしろと言われても99%無理でしょう。
ところが、特に中小企業のインドネシア進出においては、私よりもかなり若い方が、それこそ突然、インドネシア工場の責任者として駐在することを命じられて、思い悩んでいる姿を見ることがあります。
彼らに共通している悩みは、モノづくりに関しては揺るぎない自信と実力を持っているが、それ以外の法律や経理、そして輸出入についてはほとんど経験も知識も持っていないということです。
そんな人達には、以下のような知識を広く浅く勉強されることをお薦めします。
実際に具体的な問題が生じた際には専門家に相談すれば良いのです。
しかし、後から、そんなこと知らなかった!!とだけはならないように活用して頂ければ幸いです。
1 インドネシア社会の基礎知識
1.1 宗教
1.2 政治
1.3 インドネシアと日本の歴史
2 インドネシア語の勉強方法
2.1 基礎編
2.2 応用編
3 仕事を取り巻くインドネシアの法律
3.1 建国五原則
3.2 1945年憲法
3.3 商法
3.4 会社法
3.5 投資法
3.6 労働法
3.7 労働組合法
3.8 外国人雇用法
3.9 環境保護法
3.10 税法
4 インドネシア工場財務管理の基本知識
4.1 中期事業計画
4.2 予算作成
4.3 工業簿記
4.4 決算報告
5 輸出入業務の基本知識
5.1 貿易の流れ
5.2 輸入許可
5.3 保税工場