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2022.03.01 最近のニュースに私的コメント

インドネシアでは災害時の非難場所はどこに?

日本では地震の際に避難する先は最寄りの小学校の体育館が多いと思うのですが、それは普通の民家に比べて耐震構造が良く施されていることが理由でしょう。
2月25日にインドネシアの西スマトラ州パサマン県でマグニチュード6.1の地震が発生しましたが、この地震では11人が死亡、388人が重軽傷、4人が行方不明と報道されています。
また、住民約13,000が避難生活を強いられているとのことです。
現地のテレビ報道からは小学校の校舎が無残に崩壊している様子が見られました。
残骸は見るからに地震には全く耐えられない構造のようで、もしも子供達が授業中に崩壊したらと思うと背筋が寒くなります。
2018年の生徒1人当たり公的教育支出(小学生) 国別ランキングでは、日本が19位でUSD8,799、インドネシアは72位でUSD1,469でした。
アセアン諸国の中では、シンガポールが2位でUSD16,021、マレーシアが44位でUSD4,842でした。
それでも政府支出に占める公的教育費割合ではインドネシアは20位の23%と、アジアではトップなのですが、予算総額そのものがまだまだ少ないのが悲しい事実です。