ジョコウィ大統領のレームダックが始まったのか

二年前にコロナ禍が始まって以来、社会的に大きな問題が起きるとその対策責任者としてジョコウィ大統領が指名して来たのが、海洋・投資担当調整大臣のLuhut Binsar Pandjaitan氏です。

普通に考えればコロナ問題は人材開発・文化担当調整大臣、パームオイル不正輸出問題は経済担当調整大臣、首都移転計画は政治・法務・治安担当調整大臣であるように思えるのですが、何故か海洋・投資担当調整大臣です。

大統領の任期を延長すべきと主張して物議を醸しているのも海洋・投資担当調整大臣の配下の投資大臣のようです。

残る任期を2年未満として、大臣たちを思うように使えなくなって来て、その中でまだ忖度してくれる海洋・投資担当調整大臣に『特命』が集中しているのかもしれません。

どこの国の政権でも起こる、レームダック現象が既に始まっているのかもしれません。

インドネシアの調整大臣とその配下の大臣

海洋・投資担当調整大臣

エネルギー・鉱業資源大臣

運輸大臣

海洋・漁業大臣

観光・創造経済大臣

投資大臣

人材開発・文化担当調整大臣

保健大臣

教育・文化大臣

社会大臣

宗教大臣

女性エンパワーメント・児童保護大臣

青年・スポーツ大臣

村落途上開発地域・移住大臣

経済担当調整大臣

財務大臣

工業大臣

商業大臣

環境・林業大臣

労働大臣

協同組合・中小企業大臣

土地・空間計画大臣

国営企業大臣

公共事業・国民住宅大臣

農業大臣

政治・法務・治安担当調整大臣

内務大臣

法務・人権大臣

通信・情報大臣

外務大臣

行政・官僚改革大臣

国防大臣