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2022.07.08 最近のニュースに私的コメント

フゲン栄誉賞と5Sのポスター

hoegeng

スカルノ政権とスハルト政権時代に警察軍長官(大将)として活躍し、その清廉潔白な生き方が、故人になった後も国民から敬愛され、最近はフゲン栄誉賞として清廉潔白と評価された警察官に授与されています。

ビジネスパートナーの父親であったフゲン将軍とは生前からお付き合いがあり、日本の古武士を彷彿させる佇まいには畏怖の念さえ抱いていました。
だからこそ、栄誉賞のことがニュースで取り上げられる度に心配になります。
インドネシア人の特徴として、色々な課題に取り組む際に、ポスターや標語を掲げることで成果を果たしたように勘違いする傾向があります。
工場の中に貼られた5Sのポスターがその良い例です。
具体的な5Sの対策や日々の活動を実現しなくても、ポスターをあちこちに貼り出すことで満足してしまうことがあります。
一向に減らないどころか増える一方の汚職・共謀・縁故主義(KKN)に対して、フゲン栄誉賞の授与で安心してしまわないことを願います。