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2022.08.17 最近のニュースに私的コメント

国家レベルのサプライチェーンマネジメント

2000年前後にSCM(Supply-Chain Management)と言う用語が世界的に流行しました。
当時のIT技術の急速な発達に合わせて登場したSAPやORACLEと言った企業の基幹業務管理システムであるERP(Enterprize Resource Planning)を活用して、企業のリソースである人・物・金をリアルタイムで、シームレスに、そしてシンクロナイズさせて管理しようと言う概念でした。
顧客の要求を満たしながら、サプライチェーンの需要と供給のバランスを企業全体にとって最適な形に調整し、在庫レベルを最適化し管理コストも削減すると言うものでした。、
まだまだ不完全なところはあるにしても、今では当たり前のことになっています。
しかし、この概念を国家レベルで実現しようとしているインドネシアの国家商品バランスシステムには驚きました。
企業レベルでも難しいことを国レベルで実現しようとしているのですが、顧客満足、在庫レベル、管理コストの相反する要因を最適化するのは簡単ではありません。
どうやら在庫レベルの最適化を狙っているようですが、下手をすると顧客満足と管理コストを犠牲にしてしまい、国家経済に痛手を与えてしまいかねません。
大丈夫だろうか・・・・・