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2022.10.04 最近のニュースに私的コメント

国家警察の正念場

7月に将官が妻と部下の関係に腹を立てて、配下の部隊を使い射殺した事件ですっかり威信を失った国家警察に、また新たな大問題が起きました。
10月1日の夜に東部ジャワ州マラン市で行われたサッカーの試合で、負けた地元チームのサポーターがピッチに飛び出し暴れたため、警備の警官が催涙弾を浴びせたようです。
しかし、限られた出口に殺到した観客が押し倒されて、28人の子供を含む125人が圧死し、世界のサッカーボール史の三大死亡事件になってしまいました。
目撃者の証言では、警官たちは一般の観客に対しても催涙弾を撃ち込み、パニック状態を引き起こしたと言われています。
未だに調査が終わらない将官の配下による射殺事件では警察官の規律が問題視され、今回の催涙弾打ち込み事件でも警察官の規律が問われることになりそうです。
清廉潔白な生き方を全うした、元警察軍長官の故フゲン将軍に因んだ表彰制度を設けるなど、イメージアップに努力している国家警察ですが、立て続けに起きた規律問題で正念場に立たされている感じがします。