直前まで決まらない断食期間と有給取得奨励期間

2023年のインドネシアでのイスラム断食は3月23日から始まりました。

22日からと言う予測もあったのですが、イスラム学者達による新月の観測結果に基づき23日の明け方からと決まりました。

断食明けの大祭は4月22日から26日と予定されていましたが、これも月の観測結果次第では一日前後ずれるかもしれません。

この大祭の前後は国民の1/3くらいが故郷に帰省するため、政府は有給休暇取得推奨日を発表するのですが、今年は19日から21日となりそうです。

このように断食の期間とそれに合わせた有給休暇取得推奨日は、直前になって発表されるため、前年末に制定した今年のカレンダーは、この時期はあまり意味が無くなってしまいます。

しかし、私が駐在していた1980年代から1990年代は、直前になってカレンダーを変更した記憶が無いのですが、スハルト政権はそれを認めなかったのかもしれません。

断食期間はテレビのニュースもほとんどが断食関係の内容なのは例年の通りです。