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2023.05.15 コンサルタントの独り言

日本はポジティブリスト社会、インドネシアは?

これをしてはいけない、それをしてはいけない、あれをしてはいけない、しても良いのはこれだけと色々な制約や規制を課して組織活動を統制するためのルールがポジティブリストで、日本の自衛隊はその典型的な組織です。
一方、これだけ守ればあとは何をして良いとするのがネガティブリストで、日本以外の軍隊がその典型的な組織です。
日本は自衛隊に限らず社会全体がポジティブリストに基づいて運営されているようで、特に官僚組織は酷い状況にあるようです。
日本の中小企業が海外に向けて輸出や進出をする際に、いくつかの政府外郭団体が支援をする制度がありますが、コンサルティングをしている顧客企業と一緒に、実際にそれを10年近く活用した際には、手枷足枷の制約でがんじがらめになり、思い切って何かに挑戦することはほとんど叶いませんでした。
その理由は、国民の税金を使うのだから・・・でしたが、実態は担当官の責任回避と自己保身であることは明々白々でした。
日本では国家的プロジェクトに政府が口を出すとだいたい失敗すると言われて来ました。いくつかの事例を見ても確かにそれは当たっているようです。
これも日本の衰退を進めている原因の一つであることは間違いありません。
ではインドネシアはどうでしょうか?
恐らく日本ほどがんじがらめにに縛られることはないと思いますが、問題は官僚による汚職だと思われます。
国の発展と言う観点からして、果たしてどちらが良いのでしょうか?