汚職撲滅委員会の中の汚職疑惑が大統領選挙にも波紋

汚職撲滅委員会の拘置所で、違法な徴収が行われていたとの疑惑が出ていましたが、その関係で、前ジャカルタ州知事で次期大統領候補の三位に付けているアニス・バスウエダン氏にも容疑が掛けられていると報じられています。

インドネシアにおける最大の問題である汚職事件と、最大のイベントである大統領選挙が絡んだらもはや手に負えないことになりそうです。

今年に入ってからジョコウィ大統領の次期大統領候補三氏に対する言動が、アニス氏に対してだけ冷たく批判がましいと感じていましたが、もしかするとジョコウィ大統領を中心とする何らかの勢力がアニス候補を潰そうとしているのかと勘ぐってしまいます。

それとも、ジョコウィ大統領がジャカルタ州知事時代に副知事として信頼していたアホック氏が、次期州知事選挙活動の際にイスラム教を侮辱したとのスキャンダルで、失脚するだけでなく投獄された背景に、アニス氏が絡んでいたのだろうか。