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2023.07.28 最近のニュースに私的コメント

今度はエネルギー・採鉱省の官僚による汚職

8社が参加しているスラウェシ島での、リチウムイオン電池の原料となる、ニッケル採掘事業絡みでの、二人のエネルギー・採鉱省の官僚による不正輸出の損失が、5.7兆ルピア(約400億円)であったと報道されています。

インドネシアは2004年に正式に民主化されて以来、ボゴール県でのスポーツ施設建設、全国民のIDカードの電子化、Wi-Fi通信の5G化など、国家プロジェクトに絡む大型汚職が後を絶たない状況です。

賄賂で得たお金は個人では着服しないで、組織の階層に従って分配するのが昔からの掟らしいので、これらの汚職も逮捕された実行犯だけでなく、組織絡みで行われていたのかもしれません。

G20の議長国、グローバルサウスの主要メンバー国に次いで、アジアでは日本、韓国に続くOECD(経済協力開発機構)の39番目の加盟国になるようですが、このままではウクライナのように汚職大国の汚名を着せられるかもしれません。

首都移転大プロジェクトに絡み、とてつもない汚職が行われていないか心配です。