インドネシアの発展を妨げるもの

1975年の入社以来30年間はインドネシア事業を担当し、その中15年を現地の工場に駐在し、早期退社後は20年近くを、中小企業のインドネシア進出サポートを仕事にして来ました。

その関係で頻繁に現地に赴き、インドネシアのあらゆる分野での情報に接して来ました。

そして最近、ある想いが日々に強くなるようになって来ました。

21世紀に入ってからのインドネシアは高度経済成長を続け、これからもこの勢いは続くと予測されます。

2045年の独立100年には、日本を抜いて世界第5位の経済大国を目指すとまで名言しています。

それは勿論悪いことではありません。

しかし、最近の現地からのニュースを視ていて、この国の発展を妨げるいくつかの大きな問題を忘れているような気がしてならないのです。

その大きな問題とは以下のいくつかの点です。

1. 国家歳入レベルでの政治家や官僚達による汚職の氾濫
2. 歴史を忘れたような国の指導者達の振る舞い
3. 庶民のための政治では無くなりつつある国家目標
4. 欧米の思惑に追従した安易な環境保護政策
5. Pancasilaを必要とする脆弱な国体
6. 物事の本質を見極めようとしない国民性
7. 支配者と被支配者の永い歴史
8. インドネシア語と言うハンディーキャップ
9. 人種と宗教の溝
10. 豊かな資源がもたらす軋轢

詳しくは、後日、ウエブセミナーの場でお話したいと思います。