インドネシアでの中国式土地収用問題

バタム島の南に位置するレンパン島で、中国資本が都市開発を進める土地の住民が、警察による強制的な移転に反対して暴動を起こす事態に発展しました。

政府は移転先に1億5千万ルピアの住宅を用意するとしていますが、日本で約150万円の住宅は、6畳一間に、流しとトイレ兼沐浴部屋があるだけの小さな集合住宅でしょうから、住民が怒るのも無理らしからぬと推察出来ます。

ジョコウィ大統領はお気に入りの投資大臣に対して、会話が足りないようだと注意を促したようですが、投資大臣はおそらく、中国式に土地を取り上げることを前提に、投資認可を与えたのでしょう。

どんどん親中傾向を強めるジョコウィ政権ですが、それでも国民支持率が70%を超えているので、ある程度は無茶をしても大丈夫と高を括っているのかもしれません。