プラボウォ候補と組むのはジョコウィ大統領の長男か？

次期大統領と副大統領の候補登録期限が迫っている中、プラボウォ候補はジョコウィ大統領の長男で、ソロ市長のギブランに決めたようなニュースが飛び交っています。

しかし彼はまだ35歳のため、大統領・副大統領は40以上とする憲法を変えなくてはならず、それが前提条件となるようです。

この年齢制限を変えるのは憲法裁判所であるとされますが、ジョコウィ大統領に忖度していると思われる現政府は、議会の権限で変えるべき問題であると主張しています。

また、これは年齢の問題ではなく、政治における倫理の問題であると、ギブラン候補の件を批判する声もあります。

プラボウォ候補がギブランと組むメリットは、未だに高い支持率を誇るジョコウィ大統領を支持する、ボランティア組織の支援を得る事でしょう。

ジョコウィ大統領としては、本来は政敵であったプラボウォ候補を、長男が監視して制御してくれることを期待しているのかもしれませんが、政治の世界では百戦錬磨で地獄を生き抜いて来た、しかも2倍の年齢を重ねるプラボウォ候補に対してそれは無理な注文でしょう。

下手をすると長男を人質に取られて、政界の院政も叶わぬ夢に終わるかもしれません。

次第に腐臭が漂って来るようです。