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2023.12.20 最近のニュースに私的コメント

勢いが止まらないプラボウォ候補

次期大統領候補としての支持率が50%を超える勢いのプラボウォ候補が設立し、党首を務めるGrindra党(Gerakan Indonesia Raya:偉大なインドネシアの運動)も支持率トップに躍り出て、これまでジョコウィ大統領の支持基盤であったインドネシア闘争民主党を抜いてしまいました。

来年2月14日の投票では、大統領・副大統領選挙だけでなく、国会議員や地方議員の選挙も同時に行われるため、Grindra党の所属議員が色々なの議会で勢力を持ち、党首である大統領を支える構図が実現するかもしれません。

1968年から1998年までの30年間を、軍事独裁政権でインドネシアを統制したスハルト大統領の娘婿として、スハルトの大統領の後継者と自他共に認められた、当時の陸軍特殊部隊司令官は、スハルト政権崩壊の後は暫く国外に亡命していましたが、帰国後の3度目の大統領選挙で30年前の野望を果たすのかもしれません。

今はジョコウィ大統領の人気と、その長男である副大統領候補を支える若者層の票が必要ですから、ジョコウィ大統領の政策を引き継ぐと、殊勝な姿勢を表明していますが、スハルト時代は貴族然としていた人間が、庶民出身の元大統領にいつまでも従うとは思えません。

大変な時代になりそうな気配です。