ジョコウィ大統領の弾劾論

ジョコウィ大統領一族に対する縁故主義の訴えが市民団体から出されていましたが、今度は弾劾論が出て来ました。

大統領の弾劾による罷免は、国民議会が憲法裁判所に提案し、それが認められた後に国民協議会で審査するとなっていますので、勿論のこと簡単ではありません。

残りの任期が8ヵ月の大統領を、それも次期大統領選挙活動期間中に弾劾すると言うのは、どう考えてもジョコウィ大統領が支持を暗示している、プラボウォ・ギブラン候補に対するネガティブキャンペーンと思われます。

ジョコウィ大統領を支持している7割以上の国民は、これに対してどのように反応するのか、ガンジャール候補とアニス候補が一か八かの賭けに出たのかと思われるような事態です。

今回の大統領選挙は予想以上の泥仕合になりそうです。