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2024.01.22 最近のニュースに私的コメント

第4回次期【副】大統領候補テレビ補討論会の視聴感想

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左から、マーフド候補、ムハイミン候補、ギブラン候補

2024年1月21日(日)ジャカルタ会議場JCC

議題:①持続的成長と生態環境、②天然資源とエネルギー、③食糧、④農業、⑤伝統社会、⑥村落

感想:ムハイミン候補は環境保護と食糧問題を主体にした基調講演、ギブラン候補は天然資源と農業問題を主体にした基調講演、マーフド候補は持続的成長と環境保護を主体にした基調講演を展開した。

それにしても気になるのは、ギブラン候補はどうしていつも、暗くて悲痛な表情をしているのかであります。

マーフド候補、ムハイミン候補、ギブラン候補が共に、政府高官が裏にいて天然資源の不法開発を進めていることを問題視しました。

食糧問題についてムハイミン候補がメモを見ながら発言したことに対し、ギブラン候補が安易な発言だとからかったのはどうかと思います。

土地問題について、マーフド候補が如何に多くの不正が行われているのかを主張した際に、法律の専門家であるこの人は、不正に対して本心から怒っているとの印象を受けました。

農地の不正使用について、ギブラン候補が、現在はデジタルデータで管理されているので、問題は少ないと主張したのは余りにも甘いと感じましたが、案の定、他の二候補から突っ込みが入りました。

ムハイミン候補が環境問題について、ギブラン候補に対して質問した際に、環境問題を質問する本人がペットボトルの飲料水を利用するのはどうしたものかなどと、論点を外して年長者の相手をからかうような対応をし続けたのは、普段は慇懃無礼な態度を取っているだけで、実は性格が悪いのではないかと考えてしまいました。

ギブラン候補の今回の討論中の態度は、他の二名の候補に比べてあまりにも幼稚で傲慢で、副大統領としては人格的に未成熟で不適正と思われても仕方ないと思います。

日本の総理大臣を決める総裁選挙は、国民の直接選挙ではありませんが、このような公開討論会を徹底的に行えば、国民の政治に対する関心が高まるのではないかと思いました。